気の向くまま徒然に旬のジャンルを扱った絵日記ブログで す。その時々を不定期に更新しています。

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プロフィール

藤川史

  • Author:藤川史


  • 誕生日 8月11日
    職業 看護師
    趣味 絵描き・映画鑑賞等
    関西在住の人。

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天と浜夏君のお話。

うちのオリ鷲さんの天にもCPさせてくれる優しい子が居ましたよ!
初っ端からアレなんですけども短めなお話で…。

――――――…それは、久々に内地に戻ることになって休暇が取れた日の事だった。


俺の母親の実家は首都圏から離れて北陸にある。花街を有し、小京都と呼ばれる美しい地。
冬は豪雪に見舞われるが、夏は中々涼しく快適な場所だ。俺の田舎を見せてやると言う事
で連れてきた訳だが。連れと一緒に汽車から降りて黒電話で実家に連絡すれば、迎えの
車がやってきた。それからまた揺られる事数十分。金沢駅から離れて行くとやがて田んぼ
や畑が広がってきた。秋に近づき水田の稲穂も重く垂れて黄金色に染まりこれから収穫され
ていくのだろう。

「……凄い田舎」

幼い頃から馴染のある光景を揺れる車窓から眺めていれば、隣席から掛けられた声に気付き
頬杖をついていた腕を解き、連れの青年に顔を向けた。そう言えば連れの青年は出身を京都と
いったか――。

「しょうがねぇだろ…それに言ったじゃん、田舎だと。お前ん家は此処より都会過ぎるだけなの」

京都の置屋の息子。男にとって羨ましい限りだが、本人にしてはそうでもないらしい。青年の
横顔を一瞥すれば、娘の顔にも紛う美貌だ。実際何人もお付き合いしたこと有るらしいが詳し
い事は聞かないし、話さない。他の男の話なんて更々聞きたくもないが。自然に関係を持つよ
うになってからは、時折ふと思うのだ。何人…その体の上を通り過ぎて行ったのか。嫉妬ほど
熱い感情ではないけれど興味が湧く。無言で見詰めていた所為か、怪訝そうに顔を顰めたの
で慌てて車窓の外に視線を向けた。車が止まり、漸く地に足がつくことで生きた心地を取り戻
すと車のドアを開ける。自分の分の手荷物と車から青年を引っ張り出すと実家の門の前に立た
せた。自慢じゃないが母の実家はでかい。簡単に言えば、ここいらの地主って言ったところか。
母方の実家は久しぶりだった。明治まで百姓達を纏め上げた大地主の娘が没落した藩士の
倅と結婚して東京に住み始めたため時折母親が帰省するしか訪れる事は無かったが。重厚
な木造りの扉の閂が外されて外まで出迎えに来たのは疎開している末の妹だ。

「お帰り、兄さん。あれ…その人は、お客さん?」
「ん…同期の浜夏。後…2・3日泊まるってさ」

お互い挨拶した後、矢鱈と絡んでくる妹を先頭に俺たち二人は母屋に向かう。久々に再開した
家族との話は夕食が済み寝床の用意が整うまで延々と続いた。初めて浜夏を見た時の家族の
面々は嫁さんを連れてきたと勘違いさせたぐらい。いや、幾ら綺麗でも胸ないし体つきも男だ
ろう。母屋とは別の離れで浜夏と俺の寝床を用意してくれた。室内に蚊帳を張り巡らせている
と腰に絡む腕。自分と同じく零戦で操縦桿を握って死線を潜り抜けているような手ではない。
女のように優美でほっそりとはしてないが、己と比べると如何しても華奢に思える。邪魔だと
払い退けようと身を捩るが余計に絡み付く浜夏の腕。根負けして、蚊帳の準備も適当に済ませ
ると腰に縋りついた浜夏を軽く睨みつけた。

「……邪魔すんな」
「テンさん……」
「ちょ…っ、ここ俺の家じゃねぇし…やめろ」

人前では出さない掠れた甘い浜夏の声が耳に届く。それを聞いて顔に熱が帯びるも冷静に努
めるが、寝間着の隙間を探り褌の上から自分の雄を撫でられ上げられば流石に厳しく一蹴す
る。然し互いにご無沙汰で盛りの付いた10代には完全に拒絶するには大人になっておらず、
強請るように雄を擦り上げられると諦めて褥に誘う浜夏の誘いに乗ることにした。男に欲情
する自堕落さに自己嫌悪しながらも自分の得物を布越しに弄る浜夏の腕を強引に解かせると
畳に引かれた上質な布団の上に突き倒す。少々乱暴でも乗り気じゃなかった夜の営みを受け
てやるんだから赦せよ。布団に倒れた浜夏に覆い被さるように普段は白い正絹マフラーで巻
かれた首筋に吸い付いて情欲の痕を残す。首筋やらあざとく肌蹴られた寝間着の胸元に口唇
を這わせ舐めてやると小刻みに震えて何かを堪える浜夏の苦悶の表情が見えた。指腹で硬く
なりつつある突起を捏ねるように押し潰せば、鼻から抜けるような悲鳴が上がる。敏感な相
手の事、昼間過った男たちの行為を思い描きながら顔を紅潮させる浜夏に愛撫を加えて行っ
た。

           ********************

一仕事終えたように汗だくの体を浜夏の隣に横たえ、腕枕の形で隣で寝顔を見せる相手を
見やる。薄い夏用の布団の隙間から覗く浜夏の体には自分の付けた紅い印が幾つか見える
だろうか。短い嘆息を吐き出すと癖毛の頭を掻いて眉間に皺を刻みこむ。疲れて寝ている
相手を残し、己は寝間着の帯を締め直しながら寝室を出ていく。自分らの寝床は離れで良
かったと安心した。散々艶めいた嬌声を上げさせれば、もしかしたら家族の誰かに聞かれ
たかもしれないが。母屋の台所で水を貰った後、離れに戻ってくるころには寝室と廊下を
挟む縁側に座り、月を見上げる浜夏が居た。

「何だ…起きたのかよ。まだ夜が明けてねーだろ、寝てりゃいいのに」
「一夜の相手をほっといて何処かへ行かれると心配でしょ?全然知らない土地なんだしね…」
「そりゃどうも、これから気を付けますんで……不機嫌になるなよ、明日の朝怪しまれるだろ
 うが」

何を?と反論したくなるが、久しぶりの休暇に水を差されたくない。縁側に座る浜夏の隣に
腰を下ろすと機嫌を取るように相手の下の名前を呼び、情事の名残の残る唇を再び吸い上げ
る。夜明けには後2時間くらいあるだろうか。お互いの唇を重ねた後は縁側の戸を締切り、
二度目の手合いを済ますため再び寝室へと消えていった―――。


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