気の向くまま徒然に旬のジャンルを扱った絵日記ブログで す。その時々を不定期に更新しています。

Prev  «  [ 2017/08 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  » Next
プロフィール

藤川史

  • Author:藤川史


  • 誕生日 8月11日
    職業 看護師
    趣味 絵描き・映画鑑賞等
    関西在住の人。

    リンクは貼っても剥がすもご自由に。相互リンク様募集中。
    ご報告頂けると喜んで遊びに行かせて頂きます。
    何か有りましたら、下記のWeb拍手又はメルフォより問い合わせて下さい。

最近の記事
カテゴリー
参加中の同盟
ルルスザ同盟 ゼロスザ同盟 ルルユフィ同盟 軟弱のルルーシュ 百発チーズ同盟 米英日みつどもえ同盟 伊日ロマ主張 西墺同盟 ブレネリ同盟 リヒテンシュタイン同盟 スイリヒかわいい カナダさんを愛する友の会 米を愛す会 英国紳士不憫同盟 香港同盟 日台同盟 バラとリボン同盟 普列uni ベル受け同盟
絶賛応援中!
けもみみ祭り

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

眠い。

予想外に難産でした(汗)何か伏線張り捲くった話に…!
マフィア伊日(♀)の続編です。何時の間にか連載になっ
てしまったよ…。


本編は、こちらから↓

―――…先程から菊の様子に違和感を感じていた。
何時もどおりに彼女の世話を焼き、彼女に食事を振舞ったが
普段なら優しい柔らかい微笑で「有り難う」と礼を言うのだが。

…今は。

黒真珠のような双眸も生気がなく俯いて、用意した料理を突付く
動作も鈍い。食欲がないのか、以前にもまして少食だ。
それを心配に思ったロヴィーノは、菊に顔を上げるように言った。
顔を上げた拍子に覗く、日に焼けない彼女の白い喉元にはチョー
カーで隠されているが薄紅色の手形が刻まれていた事に心底
驚いた。ロヴィーノの視線が首元に注がれていると気付くと手に持
っていたフォークを取り落とし、身を捩って相手の視線から逃れる。
酷く狼狽している様子を見ると絞め上げた痕を残したのは…フェリ
シアーノだろう。弟は純粋である分、加減は碌に知らない…極端
な性格だ。それ故、寛大なボスにも冷酷な殺し屋にもなれる資質
の持ち主だ。弟のそう言う所を祖父は、ヴァルガス・ファミリーの
ボスに指名したのだろう。

―――…だが、しかし。自分が愛している人間に危害を加えるだ
ろうか?まして、仕事が絡む以外はフェミニストで通る弟が女を
傷つける筈は無いのだが。そう、弟の事を考えながらロヴィーノは
向かいに座る菊へと腕を伸ばした。

「……やめて下さい」
「菊……?」

パシッと伸ばした腕を払って、菊はロヴィーノが自分に触れてくる
事を拒んだ。菊からのキスの一件以来…自分がフェリシアーノと似
ていると言う屈折した理由が有るものの、彼女はロヴィーノに気を許
したし、軽い愛情表現のキス程度なら普通に交わす事もした。なのに
今更何故?

「やっぱり、こう言うのやめましょう」
「……?」
「貴方だって、誰かの代わりにされるのは嫌でしょう?」

視線を泳がせていた菊は、漸くロヴィーノと向き合い重々しく口を開く。
時計の針だけが静寂に包まれた部屋に音を刻み込む。気まずい雰囲
気が流れ、重い空気が自分たちを圧殺するように圧し掛かってくるのが
分かった。フェリシアーノの嫉妬に菊は怯えているのだろうか?それとも
恋人への裏切りに、罪悪感を感じたのだろうか。どちらにしろ、この国の
女達と違って慎ましく控えめな淑やかさに惹かれた。代わりにされている
と薄々感じていたが面と向かって言われると辛い。特に、その相手から
なら尚更だ。

「俺達の事がバレて、フェリシアーノが首を絞めてきたのか?」
「それも有るかも知れませんが…いえ、これは私がお願いした事です」

菊の不可解な言葉を聞いて、ロヴィーノは怪訝そうに眉を顰めた。
理由を聞いて見たら、案の定俺が予測していた通りだったが…まさか
自分から望んだ事とは気付かなかった。彼女にしてみれば、フェリシ
アーノに首を絞めさせるのは嫉妬心や怒りすらも自分に向ければ良い
と言う歪んだ愛情表現の一種なのだろう。弟といい、菊といいどこか歪
に感じる…しかし、現に自分は菊を好きになってしまった。ファミリーの
NO.1は弟に譲ったが、彼女だけは別だ。

「アンタは、ここに居ちゃいけない…ここから逃げるんだ」

テーブルから身を乗り出し、向かい合って座る彼女の手を強引に掴もう
としたら乱暴にリビングのドアが蹴破る勢いで開かれた。その先には穏
やかな笑みを浮かべるフェリシアーノが立っていた。口許は弧を描いて
いても自分と同じ濃い茶色の双眸は笑っていない。フェリシアーノは、菊
の元に歩み寄るとロヴィーノから遠ざけるように両腕を広げ彼女を背後か
ら抱き締める。無抵抗になされるがままの菊は、一度だけフェリシアーノ
を見上げて身を委ねた。

「兄ちゃん、俺…兄ちゃんの事が好きで、愛してるけど…菊はやんないよ」
「な……っ」

それにね、菊について面白い事が分かったんだと…数枚に渡って綴られた
資料がテーブルの前に置かれて、視線がそれに落とされる。資料と一緒に
写っている人物にロヴィーノは目を疑った。それは最近、東アジアで台頭し
てきた華僑の王耀だった。









                     機械仕掛けのコッペリア

スポンサーサイト

ブログ内検索
RSSフィード
リンク
Mail Form

HN
何か有れば一言♪

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。