気の向くまま徒然に旬のジャンルを扱った絵日記ブログで す。その時々を不定期に更新しています。

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プロフィール

藤川史

  • Author:藤川史


  • 誕生日 8月11日
    職業 看護師
    趣味 絵描き・映画鑑賞等
    関西在住の人。

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とりあえず更新…。

予告通りSSをUPしました。
微糖な感じの伊にょ日になってしまいました。
日本が激しく偽物です…まぁ、イタリアもですけどね(汗)
前半に少しグロい描写があるので読むの注意。

「――さぁ、お祈りの時間は済んだかい?」

あたかもオペラを謡うように告げられる死の宣告。眼前に
向けられた銃口が冷たく煌く。弾倉に鉛の銃弾が充填さ
れていく動作の一つ一つが、この後の凶事を想起させた。
―――…ファミリーへの裏切りは許されない。
こうして、ボス自ら粛清に出向くのは、ファミリーの金を横
領したのが露見した何よりの証拠。粛清されるのは、内部
告発によって横領の疑惑が腰を抜かして蹲り、蒼褪める男
の罪。オメルタの掟により、裁かれる咎人をフェリシアーノ・
ヴァルガスは冷酷な光を宿す双眸を細めた。

「跪いて、汚い顔を地面に擦り付け命乞いする準備はOK?」

助けを叫ぼうとも薄暗く人気の無い路地裏では、一縷の望み
も潰えた。極度に震える手で土を掴み、体を起こすと地を蹴っ
て人がいる大通りへ脱出に試みる必死の思いが巧を奏したの
か男は大通りへ後2メートルの所へ逃げ果せたが、それまで
だった。背中の脇腹に灼熱感を伴なう激痛が襲う。呷き声を上
げて倒れそうになる時、男とは別に「ひっ」と目前で起きた発砲
に驚いた少女の姿が有った。身形からすると観光客か学生か。
イタリアでは見かけないブルネットより黒い髪とバター色の肌が
東洋人だと一目で分かった。目撃者ぐらい男を始末した後でも
処理できると判断したフェリシアーノは、少女から男に視線を戻し
引き金に指を掛ける。

「――――チャオ(さようなら)」

目の前で起きた惨劇に、驚き微動だにしない少女の靴に赤黒い
血痕と脳しょうが飛散する。幾ら目撃者とは言え、女を殺すには
流石に少々気が引ける。なら、なるべく苦痛を与えず死なせてや
るのが優しさだろうと硬直したままの少女に歩み寄った。
逆光に翳っていた少女の顔が、はっきりと露になるとフェリシアー
ノは歩みを止めて目を瞠った。

……多分、これが一目惚れって言う奴だろう。

その後は先程男を屠った銃を下ろして、状況の飲み込めない
彼女を口説いた。少女の震える唇から名前を聞き出すと満足
そうにフェリシアーノは頷く。最後に彼女が見た殺し屋の顔は
人懐こい明るい笑顔だった。それから、どうやって部屋に戻っ
たのか記憶が無い。何せ彼女は、笑顔を見たと同時に鳩尾に
強烈な激痛が走ったのだから。

                 ***********

調度品も壁紙も殆ど白で統一された部屋に菊とフェリシアーノ
は居た。他に色があるとすればテラスの先に青い空と海。外か
ら聞こえる人の談笑や遊んでいる子供の声だけだ。

「……菊?」
「え…あ、あぁ…ごめんなさい」

ぼーっとしてて…と、己の膝を枕代わりにするフェリシアーノに
菊は謝った。鳶色の眸を丸くさせて不思議そうに自分を見上げ
てくるので、微かに苦笑を浮かべる。滅多に持てない二人きり
の時間に惚けている菊に怪訝そうに眉を顰める。それに気が
ついたのか、菊は困ったように溜息をついた。
何を考えていたのか、と執拗に聞いてくるので根を上げて菊は
彼に出会った頃の話だと言う。如何しても折れない男に、菊は
部屋のソファに寄りかかって首を傾げた。

「へえー…どんな??」
「…そうですね、初めて出会った頃ですよ。私が軟禁状態に怒っ
て、暴れ回った所為で 貴方に与えられる食事は水だけの日干
しされたりとか…」
「ヴェー…弱らせないと手が付けられなかったじゃない」
「とても女性に対する行為とは思えませんでしたけど、何か?」

少しの皮肉と冗談を込めて愛しい人を見下ろす。呆れて文句の1つ
でも言うだろうと思っていた彼は、腕を伸ばし、頬を撫でてくる。
フェリシアーノの手を菊は、濃く長い睫毛を伏せて受け入れた。冷酷
非情で通っている癖に自分の前では微塵も見せない。辛うじて兄の
ロヴィーノとは繋がりが有る物の所詮他人は相容れないもの。陽気な
笑顔に俗世間の疲労が滲むようになったら、自分と一緒に何日か過
ごして居なくなる。触れる以上の事はしない…ただ居て欲しいだけらしい。


……願うなら、抱き締めて口付けて欲しい。


自惚れていいんだろうか、貴方に愛されていると。

                                                荊の女王

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