気の向くまま徒然に旬のジャンルを扱った絵日記ブログで す。その時々を不定期に更新しています。

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プロフィール

藤川史

  • Author:藤川史


  • 誕生日 8月11日
    職業 看護師
    趣味 絵描き・映画鑑賞等
    関西在住の人。

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連休終わり…。

明日から、また仕事。
仕事から離れると体調はいいです。

やっぱり、ストレス…!?


以下、ルルスザ吸血鬼パロの続き。

■夜の帳は既に落ちた02■




空が橙と紫に夕焼けに染め上げられるまで、野遊びに駆け回り
当時の自分は恐れを知らぬ子供で、気付いたら近所の子供たちと
逸れ見知らぬ森の奥に迷い込んでいた。
幾ら同世代の子供より体力があると言えど、散々遊び回れば疲
労が滲む。もう秋だと言うのに、蒸し暑くてスザクは休憩が出
来る場所を探して歩いた。
疲労した体を休ませるには、格好の大樹を発見した。私有地を示
す看板が立っていたが子供の自分には、難しい文字の羅列で理
解できなかった。しかし、其処には近付くなと大人達の言いつけが
あったほんの好奇心と禁忌を破る後めたさを伴いつつ森の中へと
進んで行く。どれくらい歩いただろう、漸く身を寄せた木陰は思い
のほか快く涼しくて快適だ。ただ、柔らかい草ではなく硬い樹皮な
のが残念だが、凭れるには丁度良くスザクは背中を預けた。苔と
森の匂いは遊び疲れた自分に心地よい安らぎと安心感を与えて
くれて、眠りの淵に誘っていった。
少し休んだら、家に帰ろう。家に帰ったら、夕飯を食べてお風呂に
入ろう…それから、それから。
「―――――」
「…………?」
不意に肩に伝わる振動で奥底で眠っていた意識を浮上させる。
睫毛を震わせ、見開いた先には見知らぬ少年の顔。その少年の
肩越しに広がった夕焼けに赤く染まった空が視界に入る。
「やば…寝すぎたッ!…って、誰だよお前」
少しだけのつもりが、どれくらい経っただろうか。スザクは周囲を
見渡し寝惚けた顔を険しく顰めると大きな声で叫んだ。
「はぁ?それは、こっちの台詞だ。此処ら一帯は私有地なんだぞ。
 どっから入り込んだんだ君は!!」
傲岸不遜な侵入者に不快感を露にした少年の言葉を皮切りに取
っ組み合いの喧嘩になった。最終的には引き分けとなってお互い
傷だらけ。喧嘩した少年は何時の間にか傷が消えてしまって居た
ような気がするが覚えていない。
喧嘩相手だった少年が、とても綺麗な容姿をしていた事を記憶して
いる。詳細は良く覚えていない…何分昔の事だからな、と色褪せた
少年の頃を懐古し、双眸を眩しそうに細めて七年後の青年スザクは
小さく呟いた。

               ***********

今日は朝から雨が降っていた。九月の小雨は夏の名残で乾いた
枢木神社の石畳に染みを作り、雨垂れは早朝の静けさを遮る旋律
となった。ブリタニアと戦争となったものの、膨大なサクラダイトの分
配率を他の諸国と比較し優遇する事で敗戦国とすれば破格の条件
で日本は降伏した。
日本として存続する代償に、軍は勿論あらゆる武装を解除。内政に
もブリタニアの干渉を受け、指示を仰ぐ傀儡国家となる事。
独立国家として最後の首相である父は、極度の心労が祟って既に
他界。息子であるスザクは政界から遠ざけたられ今は、実家である
枢木神社の宮司見習として学校が終わると雑務をこなす平凡な毎
日を過ごしていた。降り続ける秋雨に少々辟易しながら、本殿の鎧
戸を一枚一枚外して屋外の自然の照明を取り入れる。境内へと差し
掛かろうとした間際、何やら黒い物体が蹲っているのを見つけた。
最初は、犬か何かの動物が倒れているのかと思っていたが、石畳の
水溜りに沈んでいたのは年の若い男。
「……!!」
持っていた鎧戸を近くの壁に立て掛け直すと急いで倒れている男の
傍へ駆け寄った。近く歩み寄ると男は、自分の気配に気付いたのか
睫毛を震わせよろよろと肘を付いて起きだした。そして、徐に男が振
り上げ腕には少し大型の拳銃が握られている。血塗れた手に握られ
た銃の冷たい銃口が差し向けられようとした時、男が顔を上げた。
「―――…ルルーシュ?」
確信が持てなかったので、囁き程度の呟きが男の耳に届いたのか土
と泥水で汚れた顔の相手は、驚愕の思いでスザクを見詰めた。
「……違う」
「え?」
濡れて張り付いた髪を気持ち悪そうに掻き上げて座り込んだ男は、うっか
り口にしてしまった名前を否定する。しかし、濡れそぼった黒髪や冷えて
いる所為か若干蒼白い肌と何よりも憂いが滲んだ瑠璃よりも濃い紫の
眸は朧げな記憶を鮮明に思い出させた。石畳の上に胡座を掻く男に戸
惑いを隠せずにいる。それに気付いた男は微かに笑って冷えた己の唇
を舐めた。
「今は何も持たない、ルルーシュ・ランペルージだ」
「ランペルージ…?」
ルルーシュである事は認めたものの、姓が違う。皇族が名乗るはずの姓が
無かった。七年前の彼は、戦争に巻き込まれたまま行方不明なっていた筈
少年だった彼は、もっと自信家で弱音を嫌う性格だったのだが時間は人間
の性格さえも変えてしまうのだろうか。蹲っている彼の肩を担ごうと腕を
伸ばしたら、目を剥いて吃驚していたようだが気にせず肩に腕をかけると
スザクは客間へと運んでいった。

          *************

冷え切ったルルーシュを風呂に入らせた後、彼を前にスザクは座り込む。
久し振りに旧友と再会できたのは嬉しいが、服を洗濯したら血と泥だらけ
だった。怪我をしている風にも見えず、危険な事件に首を突っ込んでいる
なら友人として黙ってはおれない。沈黙が長く続くと観念したのはスザク
の方だった。
「ルルーシュ…何か隠しているだろう」
「何も」
強く見据えていても紫の双眸は動じる事無く涼しいままだ。表情も平坦で
先程の焦燥感は微塵も見せない。巌のように押し黙ったら、逆に何か隠し
ている証拠だ。居心地の悪さに耐え兼ねて、再度問い質そうと口を開いた
らルルーシュは、自分の手首に指先を当てたかと思うと勢い良く爪で皮膚
を切り裂いた。
「な…何遣ってるんだ!自分で傷を作って…っ!?」
「スザク…お前が悪いんだ。これを見たら無関係でなくなる…良いな」
紅い血が滴る手首からは異常な速さで肉が盛り上がり、皮膚を作っていく
深々と傷つけられた手首は次の瞬間には傷痕一つの残っていない。
声を発することが出来ず、唖然としているとルルーシュは切なげに顔を
歪め小さく吐息を吐き出した。
「これが、日本がブリタニアに負けた原因だ。正確には、血液だがな。
 『ナイトメアフレーム』…自己再生し、標的を殲滅するまで倒れる事は
 無い不死者の兵士を作り出した物…」
淡々と言葉を紡ぐルルーシュに視線が釘付けとなる。冷たい汗が噴出
しゴクリと唾を飲み下す。これ以上話を聞いてはいけない警告のように
鼓動が耳に届く。知らず知らず内にルルーシュから遠ざかろうと姿勢が
崩れるが、硬直したように足が動かない。蜘蛛の糸に絡めとられた蝶の
ように動けずにいるスザクは、這い寄ってくるルルーシュを見詰る事しか
出来なかった。



3に続く


■後書き■
1と雰囲気がガラッと変わりましたー。
…元ネタはBL/OOD+です。追々設定を明かしていくのですが、この
パラレルではKNFはブリタニア皇族の血を貰った強化人間っぽい兵士。
一世代のみで量産できないのが目下の悩み。
ラストまで、どう料理していくか推敲中です。

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