気の向くまま徒然に旬のジャンルを扱った絵日記ブログで す。その時々を不定期に更新しています。

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プロフィール

藤川史

  • Author:藤川史


  • 誕生日 8月11日
    職業 看護師
    趣味 絵描き・映画鑑賞等
    関西在住の人。

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誕生日おめでとう。

日付が変わりましたね…。
各サイトでは、スザク誕生日祝いとかしてるんでしょうね…!
カウントダウン絵チャとか参加したかった…チキンなんで参加できない私。

とりあえず、誕生日ルルスザSSをUP。

何はともあれ

スザク誕生日おめでとう…!

■愛しい君へ■




――…7月10日。



キッチンに掛けられたカレンダーにルルーシュは、双眸を向ける。
7月10日と記された日付は、現在の俺にとって重要な日…母を
喪って以来妹の他に大切だと認めた唯一例外の相手…枢木スザク。
そんな相手が、この世に生を受けた日を忘れた事はない…生存を
知り、再会してから尚更…アイツを求める気持ちが強くなったの
は自分でも驚くほどだ。

「―――お兄様、この苺は何処に飾れば良いですか?」
「あぁ、その苺は此処にしよう。見た目も綺麗だ」

妹の声に促され、タルト生地にカスタードクリームをを塗り終えた
ゴムベらをキッチンの机上に置く。最後の仕上げに絞ったクリーム
の上に新鮮な果実を飾るだけ。嬉しそうな満面の笑みを湛えて苺
を飾る妹の手を取り、良い位置に添えてやる。
キッチンには、甘い匂いが充満し、正直甘ったるくて余り良い気分
はしなかったがスザクの為に兄妹で誕生日ケーキを作ってやるのも
悪くはない。瑞々しい果実をふんだんに使ったフルーツタルトは、自分
で言うのもアレだがパティシエにも負けない自信がある。元々、手先は
器用な方なので大部分は自分が作り、仕上げは妹にして貰う事にした。

「スザクさんに、喜んで貰えるでしょうか…?」
「勿論。…喜ばない奴に態々プレゼントしたりしないだろう?」
「まあ、お兄様ったら…今日ばかりは茶化したりせず、きちんとスザクさん
を祝ってあげて下さいね」

妹に痛い所を突かれてルルーシュは苦笑するしかなかった。勘の良過ぎ
る彼女には敵わない。溜息を吐くと自分を嗜める妹に「善処する」と小声
で呟いた。小箱にタルトを詰めてラッピングをする一連の作業もナナリーと
共に遣った。
後は、主役のスザクを如何にプレゼントを手渡すのかに掛かっている…
が、スザクにとっては都合が悪く。自分の誕生日は、ランスロットのメンテ
ナンスと言う軍務に携わっていた。それを口にされたのは、誕生日の当日
…当日では、ほぼ予定を変更できない。ルルーシュは眉間に深く皺を刻み
込み険しく顔を顰めると妹の耳に届ぬ程度に落胆の溜息を洩らした。
(―――…アイツも忘れている事だが、届けてやるか。少々癪に障るが…)
折角、最愛の妹と作ったプレゼントを腐らす事は意地でも出来ない。スザク
が来られぬなら此方から出向いてやろうと決心すると小箱をさっさと紙袋に
入れてクラブハウスを後にした。
スザクが所属する技術部とやらは、学園に隣接する大学の敷地内にある。
軍施設内無いのは、何でも義姉である現総督コーネリアから敬遠されてい
る所為らしい。そうなれば、兵寄宿舎も近くに有るのだろう。流石に、民間
人が立ち入れる場所ではないが出入り口である大学の門扉までは大丈夫
だとスザクに手渡す時の言葉を道すがら考えた。

一方、特派内部では…。

「…ねぇ、スザク君。もう遅いから、今日は帰って良いわ。後は、私達が
遣っておくから」
背後から声を掛けられ向き直ると視線の先には、己の上官である士官服を
着た女性が立っていた。「遅い」と言われ、時間を尋ねると女性は柔和な笑
みを浮かべて「22時よ」と答える。
「でも、セシルさん…ランスロットの調整が未だ…」
「良いのよ、今日は貴方の誕生日だったでしょう?それなのに遅くまで
ごめんなさいね」
まだ愛機であるランスロットの最終調整が残っており、残業覚悟で励んでい
たのだが誕生日に居残りをするスザクを申し訳なく思ったのだろう。彼女が
謝って来ると慌てて手を振った。
「……もう大人ですし、自分は祝って貰う歳じゃないですから」
「ダメよ!折角の誕生日を祝わないなんて、今度皆でスザク君の誕生日会
しなくちゃね」
苦笑してセシルを弁護すると彼女は驚いたが、自分からすれば可愛い弟も
同じ。遠慮するスザクの背を叩いて「お手製のケーキを焼いてくる」と不穏な
発言を口にするセシルに終始無言を決め込んだ。

着替えた制服の詰襟を正すと学生鞄を片手に特派を後にする。先程、自分
の誕生日を言及されたのを思い出していた。同時に昼間学園内で幼馴染で
あるルルーシュが夜を空けておけと言っていた気がする。自分でも忘れてい
た誕生日を7年も離れていた彼が覚えている筈が無い。胸中で結論付けな
がら大学の門扉まで近付いて行くと外灯照らされる人影を見つける。
(もう夜更けなのに、人が……)
まさか…と一瞬考えたが、彼には今夜は会えない事を伝えている。無駄な事
はしない主義なルルーシュが待っているとは俄かに思えず、それでも心は何
処か期待して抑える事が出来なかった。鉄格子の付近まで近付くと薄暗い光
に照らされる人影の輪郭がはっきりと宵闇に浮かび上がる。待ち草臥れたの
か、容貌は涼しげに整っているものの爪先が上下に揺れ苛立ちを隠せていない。
「ルルーシュ!!」
鉄格子を軋ませ門扉を開くと門前で待ち惚けていた少年に声を掛ける。
弾かれるように顔を上げたルルーシュの顔を窺えば、端正な顔立ちに喜色が
浮かぶ。しかし、束の間…見る間に綻んだ薄い唇が固く結ばれ不機嫌と苛立ち
が綯い交ぜになった物となる。機嫌を損ねたルルーシュの傍らに歩み寄ると素直
頭を下げた。
「……何のつもりだ、スザク?」
「え゛…いや、あの…僕の誕生日を覚え…待ってるなんて思わなかった」
生徒会の…否、学園の女生徒に見せられないぐらい怒っている。元は自分が
原因なんだろうけど、怒らせたからには小言や殴られる覚悟をして俯いていた
が沈黙している。上体を起こし恐る恐る顔を上げたら、呆れた表情でルルーシュ
が見下ろしていた。肩を竦めて溜息を吐くルルーシュは、腕に抱えていた紙袋
を自分の前に差し出した。
「……?」
翡翠の双眸を瞬かせ首を傾げるとスザクは差し出された紙袋を見詰める。
痺れを切らしたルルーシュは強引に彼の手に乗せると首を傾げる少年に半眼と
なった顔を近づけた。
「俺とナナリーからのプレゼントだ。お前、自分の誕生日も忘れたって言うなよ?」
「あ…っ、ル…ルルーシュ」
何とか礼を言おうと口を開こうとしたら唇にルルーシュの指が添えられた。
不意打ちの行動に頬を紅く染めるとそれを見たルルーシュは、薄く微笑って自分
の手を取った。怪訝そうにスザクが顔を顰めるとルルーシュは、紙袋さして言う。
「生物だから、今日中に開けて欲しい。場所が場所だからな、そこのベンチまで
行こうか」
意味も分からず、頷くとスザクは手を引かれルルーシュの後を追って歩く。
人気の無いベンチに辿り着くと2人は腰を下ろした。膝の上に置いた紙袋
に眸を落とし、隣に座るルルーシュに促されるまま箱を取り出す。リボンを
解き、包装紙を捲くると箱の中には自分の名前の書かれたプレートが添え
られたタルトが現れた。驚いてルルーシュを見ると食べてみろと目で訴えられる。
「じゃ…頂きます」
甘酸っぱい果実と濃厚なカスタードの味が口に広がる。「美味しい」と瞬間的に
声を上げれば満足そうなルルーシュの笑みが視界に入る。間近に居る所為か
変に意識してしまうと落ちつかない。逡巡するも、自分の姿を映す二対の紫水
晶に見詰められたら、逆らう事は出来なかった。
(……その眸はずるいよ、ルルーシュ)
近付いてくる顔に双眸を伏せて、唇を重ね合う。何度も惜しむように啄ばむよう
にキスをして繋がり合い、キスの合間にルルーシュが真剣な面持ちで呟いた。

「―――…誕生日おめでとう、スザク」

生まれてきてくれて、ありがとう。

俺と出会ってくれて、ありがとう。


生まれた日の一番最初に伝えたかった言葉を愛しき君に。




■後書き■
何とか誕生日に間に合いました。
『納豆の日』に生まれたんですか…!
スーパーで、でかでかと7月10日を印字された納豆パックを
見ただけでも萌えたとか…どれだけ、めでたい頭なんだ私。

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