気の向くまま徒然に旬のジャンルを扱った絵日記ブログで す。その時々を不定期に更新しています。

Prev  «  [ 2017/07 ]   1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  11  12  13  14  15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  » Next
プロフィール

藤川史

  • Author:藤川史


  • 誕生日 8月11日
    職業 看護師
    趣味 絵描き・映画鑑賞等
    関西在住の人。

    リンクは貼っても剥がすもご自由に。相互リンク様募集中。
    ご報告頂けると喜んで遊びに行かせて頂きます。
    何か有りましたら、下記のWeb拍手又はメルフォより問い合わせて下さい。

最近の記事
カテゴリー
参加中の同盟
ルルスザ同盟 ゼロスザ同盟 ルルユフィ同盟 軟弱のルルーシュ 百発チーズ同盟 米英日みつどもえ同盟 伊日ロマ主張 西墺同盟 ブレネリ同盟 リヒテンシュタイン同盟 スイリヒかわいい カナダさんを愛する友の会 米を愛す会 英国紳士不憫同盟 香港同盟 日台同盟 バラとリボン同盟 普列uni ベル受け同盟
絶賛応援中!
けもみみ祭り

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

お題に挑戦してみました。

お題をやってみたいとの事で、色々お題を探してたんですが
結構、素敵なお題だったので拝借してきました。
これからも何個かお題を遣って行くつもり…。


【希望の不在】様のコードギアスお題でルルスザ選択式から
幼少ルルスザでお題1つ。

■なぐさめてくれるのは記憶だけ■



―――…父の葬列の日は、雲も少なく良く晴れた日だった。
皆一同に黒い喪服を着ている。ルルーシュやナナリーも例
外ではない。故人を偲んで皆、黒を纏うのだ。

でも本当は、父も俺も皆に哀しんで貰える人間じゃない。
哀しい黒なんて似合わない。

父の葬儀の後、母屋の縁側で首相の邸宅らしく整備された
庭を眺めていた。時折、顔を伏せ地面を見詰め何も考えられず
過ごしていた。
「―――…ザク、スザクってば!」
「ルルーシュか…何だよ」
丸めた背中を不意に叩かれ、人の気配に漸く気付けば背後の
相手に振り返る。服を着替えてきたのか、ルルーシュは普段の
白いシャツとサスペンダー付きのスラックスに戻っていた。着替
える気も無くて、自分はそのままだけど。
「葬儀は終わったんだろう?早く着替えてこい」
「うん…桐原のじいさんが皆遣ってくれたからな。する事無いし…」
余程、顔色が悪く見えたのか立ち上がったらルルーシュが顔
を覗き込む。間近に迫ってきた顔に焦って後退さったら、突然両
手で頭を押さえ込まれた。
「泣いてたのか、好い加減…何時ものスザクになれよ」
鳶色の柔らかい髪を指に絡めて、両手を引かれると嫌でも
ルルーシュの傍に寄って行く。真摯な紫紺の眸に捕らえら
れると幼心でも心が揺れて頬が紅くなるのを感じた。
「待て、ルルーシュ!顔が近い、近い!!」
「そう思うんなら、いつまでも赤ん坊みたいに泣くな」
慌てて、ルルーシュの手首を外そうとしたら頬を伝った涙の
雫を吸われる。涙が乾くまでルルーシュからキスの雨を降
らされる。擽ったいのと恥かしさで身を捩ると最後には、強
引に相手から抜け出した。
「馬鹿野郎、嫌がらせか…お前っ!」
「両手が塞がってたからな、仕方が無いだろう。泣き虫だから、
悪いんだ」
普通は服とかハンカチで拭うだろ…と悪態を吐きながら、
スザクは目尻に溜まっていた涙の粒を指で拭う。それを見
たルルーシュが皮肉っぽく笑って、喧嘩になったのは言う
までもない。

土蔵の中では、仲直りをした2人がナナリーから説教を受
けていた。自分達より年下だが、この少女には頭が上がら
ない。2人の大切な宝物のような女の子…可憐なナナリー
を悲しませたくないのは同じだ。
「お兄様、スザクさんと喧嘩をなさらないで下さいね?スザクさん
もお願いします」
「…はーい」
2人とも渋々返事をすると漸くナナリーから花の蕾が綻ぶよ
うな微笑みをくれた。彼女の笑顔を守る為なら、何だって出
来る…そうして実際に父を手に掛けた。ルルーシュと互いに
傷の手当てをしながら、彼女を交えて夜は一緒に食事をした。
「今夜は僕達の所に泊まっていけよ、スザク」
食器を篭に入れて母屋に持っていこうとしたら、服の裾を軽
く引っ張られ誘われた。食事中、ルルーシュの視線が自分
に集中していたのを思い出す。
浮かない顔をしていたのが彼に伝わったのだろうか。気まず
そうに眉を潜めて、横に首を振ろうとしたら今度は服ではなく
篭を持つ手に手を添えられた。

ルルーシュ達の土蔵に、こっそり布団を持ち込むとナナリー
を真ん中にして左右に布団を引く。蚊帳の網を柱に引っ掛け
終わると小さな照明に明かりを灯した。食欲がないのに無理
に食べた所為で胃が凭れて少々気分が悪い。
それに加えて夏特有の湿度に喘いでいたら、ルルーシュが
「眠れないのか…?」と声を掛けてきた。首を振って違うと否定
すると「そうか」と短く答えるだけで、照明に照らされるスザクの
を見詰めていた。
「寝たんじゃないのかよ、お前」
「君が今にも死にそうな顔してたのに、眠れる訳ないだろう。
何かあったのか?」
ルルーシュの口から出た言葉に、スザクは驚いて大きな翠の
眸を丸くさせていた。
今、此処で彼に懺悔できたなら…どんなに楽だろう。
楽になりたい…でも、嫌われるのが赦されないのが堪らなく怖い。
蒸し暑い所為だけじゃない汗が頬の丸みを伝って顎を滴り、息を
飲む。
「ルルーシュ、俺はね…」
掌を握って決意を固めると此方を見詰めるルルーシュに口を開いた。
布団から這い出し、乗り出すと躊躇いがちに小声で呟くスザクに
ルルーシュは手を伸ばす。
「……何でもない」
「何だそれ…まあ、いいや。例え何が有っても…僕はスザクが、好きだ」
寝間着の襟刳りを掴まれて、ぷっくりした弾力のあるルルーシュの唇
が自分の唇と重なる。戯れに頬や額にキスされた事は有るけれど、
唇は初めての事で思考が一瞬にして真っ白くなった。思わず握った拳
は拳は空振り。
「あんまり騒ぐとナナリーが起きる」
「だ、誰の所為だ…馬鹿ッ」
そのまま、スザクは握った拳で口を拭うと自分も同じく布団に潜り込
んで照明を消す。布団に入っても中々寝付けず、スザクは顔を紅潮
させたまま固く双眸を瞑った。



END


■後書き■
書きたかった幼少ルルスザ。
何か、私の書くのはスザク視点が多いような…?
ルル>><スザのつもりで打ってるんですけどねー。
次は、ゼロスザかスザナナで頑張る!

感想と拍手を頂けたら喜びます!


スポンサーサイト

C

omments

P

ost omments


ブログ内検索
RSSフィード
リンク
Mail Form

HN
何か有れば一言♪

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。