気の向くまま徒然に旬のジャンルを扱った絵日記ブログで す。その時々を不定期に更新しています。

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プロフィール

藤川史

  • Author:藤川史


  • 誕生日 8月11日
    職業 看護師
    趣味 絵描き・映画鑑賞等
    関西在住の人。

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風邪ひきました

昨日になりましたが、大阪のギアスオンリーに行ってきました。
休暇の取り違えで、春のインテには行けなくなったけども5月は
休暇は忘れずに取ろう…と、言うか風邪気味で鼻が…!しかし、
熱が無いし…。

ギアスコスプレさんは、凄いですね。ドレスver.のユフィ様は
狭い通路が通るの苦労してましたよ、パニエが横幅取ってるよな。
個人的に、特派のロイセシさんは気合が入ってるようで眼福。ルル
とスザクもスザクに関しては子スザクも居ましたが…スザクが一杯
とか思って、うはー!でした(笑)

今回の更新は、久々にSS。
ルルスザでパラレルで遣りたい放題なんですが。アレなんで続きを
読むにしときます。

■かみさまと子供■


小さな村には様々な因習と掟がある。

その村では、十数年に一度の周期で貧富の差に隔たり無く
10歳の子供がいる家の軒先に、白羽の矢が刺さる。神に
選ばれた家の10歳になる子供は神隠しに遭う。その代わり
に、その間の10年は農作物の豊穣を約束され富を得る。

その年の春先、桜の芽が漸く膨らみ春の暖かさに硬い芽が
一斉に綻ぶ頃…その白羽の矢が、村長である皇家の門に
刺さっていたのを枢木スザクは観ていた。
皇には、幼馴染の少女である神楽耶がいる…数え年で
10歳になるだろう。幼心でも神隠しとは如何いうものか知っ
ていたスザクは、稽古着である袴姿のまま皇の家に上がり
込んだ。出て行くように、皇家の家人に咎められようとも
幼馴染の神楽耶が生贄にされるのが、我慢がならなかった
のだ。幼馴染の可憐な愛らしい顔は悲愴感で曇り、耐え切
れなくなって彼女を含め、彼女の両親に自分を身代わりにし
て欲しいと申し出た。

勿論、子供の言う事で枢木家を交え幾夜も話し合った結果
…村の繁栄の為に、特例として枢木から子供をととなった。
普段、堂々と村の神事に携わっていたスザクの父・玄武も
失意によって覇気は無く、顔色も蒼白い。尊敬する父親が
自分に何度も頭を下げる姿は見たくないと早めに禊をし、
純白の袴姿に着替えた。
「…………」
供物として差し出される場所は、枢木神社の境内。神社を
囲むように鎮守の森に植えられた無数の桜の大樹から、
白や薄い紅に色づいた小さな花弁が風によって舞う中、
スザクは境内の板の間に無言で背筋を伸ばし鎮座する。
春先とは言え、夜の気温は薄ら寒く白袴の装束では心細い
。せめて、寒さと心細さを和らげるようにと父からたっぷりと
御神酒を飲まされ血色の悪かった頬に紅がさす。しかし、そ
の思いと裏腹にスザクは、全く酔えなかった。逆に意識から
追い払うほど、思考が冴えてくる。
(な…何にも出て来ないじゃないか。やっぱり、あんなの迷信だ…)
最後に父と別れを済ませてから、どれくらい経っただろう。
正座は平気だと言え無限に座ってられる訳ではなく疲労を覚え、
緊張感も最高潮に達していた。そして、野良猫一匹も横切らないと
言う一人きりの空間は外であっても閉塞感がある。時折、耳に届く
風の音は不気味で暗闇の中に取り残される恐怖感を子供心に植え
付けた。神隠しに有った子供は、先ず戻って来ない。言葉が表す通
り、忽然と存在が消える。もしかすれば、内密で村に逃げ帰っただけ
かも知れないが自分には、その手筈の者は控えていない。
「……今回は、皇家と聞いていたが。何故、お前が此処に?」
春の嵐かと思わせる突風が、神社の境内に吹き荒れて桜の花弁を
吹雪のように舞\い上げる。一瞬の出来事に瞬きをするのを忘れ、
スザクは翠の双眸は驚きに見開かれる。風が凪ぐのと同時に、声の
主が降りしきる桜の宵闇から現れた。声を掛けた青年の容貌に釘付
けとなる。整った顔立ちに、漆黒の髪と冴え冴えとした紫紺の双眸。
長身の青年が身に纏う装束は全て黒尽くめで、上着代わりか深紅
の男物の着物を羽織っていた。
「…皇家の娘は、流行り病で年の始めに亡くなりました。代わりに、
僕が貴方の元へ参ります」
勿論、嘘の話だ。
しかし神楽耶の事を知られまいと子供ながら、精一杯の虚勢と嘘を
ついた。青年の表情は乏しく機械的だ。氷の彫像を彷彿させる青年
の表情は、自分の言葉を聞き終わる頃には、双眸を細めて口許を歪
め薄く微笑を象っていた。
「殊勝な心掛けだが、お前は嘘を付いてるな。しかも、身代わりになっ
た事を心の底では後悔している―――…」
「―――…!!」
心臓が壊れると思うぐらい鼓動は早鐘を打った。
醜い自分自身を言い当てられたみたいに、彼の言葉は正確だ。
狡い子供だと皮肉混じりの呟きが頭上に降る。初めて、この青年が
怖いと感じた。見る見る内に顔が蒼白になって、視線が地に落ちる。
怯えの為か、小さな肩が小刻みに震え青年の顔をまともに見ない。
不意に、ひんやりとした人と違う手が俯いていた子供の頤を捉えて上を
向けさせた。何時の間にか、青年は自分の前に立ち顔を繁々と覗き込
んでくる。憐憫を滲ませた酷薄な青年の笑みが眸に映った。
間近に迫る青年の刺すような眼差しから逃れるように、眉根を寄せて眸
を固く瞑る。唇に冷たくて柔らかい物で塞がれたと感じたら、ねっとりとし
た冷たい唾液と絡み合い飲み切れなかった銀糸が口角から垂れる。

「良いだろう、この貢物は確かに受取った」

呼吸すら忘れていた出来事に思考が定まらない内に、冷たい彼の腕が
確りと自分を抱え上げた所で全てが終わった。



END

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